ごあいさつ

高崎を上信越と首都圏を結ぶ中心都市に

 あけましておめでとうございます。
市長にさせていただき1年8ヶ月が経ちました。私は、市長就任以来、一貫して高崎市に仕事を増やして、雇用を確保して、ビジネスを盛んにして高崎の基礎体力を高める。そして、その力を背景にして、福祉や介護、子育て環境等を充実させ、子どもから高齢者までが落ち着いて、安心して生活できる高崎にしていこう。そのために出来ることは何でもやろう。そして早くやろう。こういう方針で市政に取組んできました。

 高崎は、県内の他都市に比べて活気があると思いますが、都市間競争は厳しく油断ができません。高崎の都市力を生かした積極的な施策展開が必要です。高崎市のセールスポイントは交通の拠点性が優れていることでした。東日本大震災以降、高崎は大きな地震など自然災害が少ないことも注目されています。この2つは大事なポイントですが、高崎の発展には、人が集まるための仕掛けや、高崎に進出しようとする企業の背中を押すための材料が必要です。北関東自動車道の開通や北陸新幹線の金沢延伸も間接的なきっかけになると言えますが、高崎に人が集まり、交流する直接的な目的が必要です。

 現在、音楽ホールや体育館には高度な設備が求められるようになり、現在の高崎市の施設では対応できない状況が長く続いています。例えば全国規模の音楽コンクールの開催が高崎に内定していましたが、主催者が会場の群馬音楽センターを視察した結果、設備が不十分でキャンセルになってしまったそうです。また、スポーツでも県規模の大会は、試合会場が不足して高崎で開催できませんから、他の市で行われています。高崎市は37万都市になり、勝ち組のように言われていますが、音楽やスポーツの開催では、都市間レースのスタートラインにさえ立っていないのが現状です。

 東口に建設する都市集客施設は、大小の音楽ホールや市民が創造的な活動を行うスタジオやイベントスペース、ビジネスを活発にするための研修室・プレゼンテーションスペースを盛り込んだ複合施設です。新しい施設は上信越と首都圏を結ぶ中心都市としての高崎が広域的な集客交流を活発化し、新しい都市文化を創造していく高崎の牽引力となります。

 群馬音楽センターは残響音の不足、舞台の狭さや天井高の低さなどが長らく指摘されてきました。また「座席が狭く長時間座っていると疲れて音楽に集中できない」といった市民の声も多いのです。群馬交響楽団も群馬音楽センターを拠点にしていたのでは、創造的な発展が望めない状況です。群馬音楽センターは残念ながら音楽のメッカとは言えなくなっていますが、市民が建設資金を出し合った文化的・歴史的な価値ある施設であり、今後も市民の財産として大切に使っていきます。

 新体育館も、公式基準に対応した施設になれば、県大会だけでなく、全国大会、国際大会など大きな大会も開けます。新体育館はスポーツでも高崎に人が集まる施設として構想をしています。

 高崎は商都と言われますが、農業・工業・商業のバランスがとれ、自然や文化が豊かな「人々の都(みやこ)」とも言えます。ものづくりの技術も高く全国に誇れる企業がたくさんあります。この素晴らしい高崎をさらに発展させていくために、2013年も「ガッツ」を持って頑張っていきます。市民の皆様のご支援、ご理解を心からお願いいたします。

高崎市長 富岡 賢治